(モデルケース)
ご依頼の経緯
これまで社内に明確な人事評価制度がなく、評価が曖昧なことで従業員の不満や離職につながることがありました。経営層としては社員のやる気を引き出し、長く働いてもらえる環境を整備したいという想いがありつつも、制度の導入には専門知識が必要で、着手できずにいたそうです。そこで、助成金の活用も視野に入れ、当事務所へご相談をいただきました。
担当社労士のコメント
まずは経営者の方から、会社としてどのような社員像を目指すかを丁寧にヒアリングしました。その上で、印刷業界特有の業務内容や役割分担に応じた「等級別評価制度」を提案しました。
制度の設計では、現場スタッフから営業、制作まで幅広い職種ごとに必要とされるスキルや行動を整理し、役割に見合った評価基準を設定。評価項目は「仕事の成果」「業務姿勢」「技術力」の3つの軸をベースに構築しました。社内での説明会や評価者研修も行い、社員が制度に納得し、安心して取り組める環境作りに注力しました。
さらに、人材確保等支援助成金の「人事評価制度」区分を活用することで、制度導入にかかるコスト負担を軽減。助成金の計画認定申請から支給申請まで、一貫してサポートを行いました。
結果
人事評価制度の導入により、社員の目標が明確になり、仕事への取り組みに前向きな変化が現れました。「評価の基準がわかりやすい」との声が上がり、職場全体に一体感が生まれています。導入から半年で離職者はゼロとなり、評価制度を活用した育成やキャリア支援も進められるようになりました。
お客様のメッセージ
長年の課題だった「評価の見える化」が実現し、社員からも「どうすれば評価されるかが明確になった」「モチベーションが上がった」という声が聞かれています。社労士の先生にしっかり伴走してもらえたおかげで、助成金の活用も含めて安心して導入できました。今後も制度を育てながら、より良い職場を作っていきたいと思います。