ご依頼の経緯
eb制作を中心とするこの小規模IT企業では、もともと時短勤務で入社した無期パートスタッフ(元・有期雇用者)が業務理解を深め、プロジェクトサポートを一部担うまでに成長。しかし、正社員との処遇差が大きく、将来的な雇用の不安から転職も検討している様子だった。人材流出を防ぐため、経営者は初めての正社員登用制度整備を決意し、社労士に相談した。
担当社労士のコメント
- 無期パート1名を正社員に転換
- 「正社員転換制度」を新たに整備し、就業規則に明文化
- 勤務日数と時間を調整し、月給制・昇給制度を導入
- 労働条件通知書、就業規則改訂、評価基準の簡素化を実施
- 社内全体に登用制度を説明し、処遇改善の方針を共有
■社労士の支援内容
- キャリアアップ計画の作成・提出(事前申請)
- 無期雇用者の転換要件確認と条件設計
- 就業規則の改訂支援(制度初設置)
- 労務書類(通知書、賃金台帳、労働契約書)の整備支援
- 支給申請と加算要件の確認・手続き代行
結果
正社員登用により、助成金60万円(無期→正社員)+制度新設加算20万円 = 合計80万円を受給
対象スタッフは「長期的にキャリア形成ができる」と前向きに
スキルを活かした業務提案や後輩指導も担うように成長
経営者も「制度があることで今後の採用や育成方針に軸ができた」と実感
小規模事業所でも導入しやすいミニマム制度構成で運用可能に
お客様のメッセージ
「うちは4名しかいない会社ですが、制度を整えることで“安心して働いてもらえる環境”ができました。助成金のおかげで費用負担もなく、結果的に社内の雰囲気も良くなりました。社労士さんのサポートで就業規則の整備もスムーズに進み、制度の重要性を実感しています。」
(モデルケース)