ご依頼の経緯
受付業務やリハビリ補助を担うパート職員の中には、5年以上勤務しているベテランも多かったが、正社員登用制度が整備されておらず、処遇への不満が見られた。家庭との両立を考慮しながらも「安定した雇用を希望したい」という声があり、離職につながる前に対応すべく、キャリアアップ助成金の活用を検討。社労士に相談のうえ、制度設計から正社員化まで一貫して支援を受けることにした。
担当社労士のコメント
- パート勤務の受付スタッフ1名を正社員へ登用
- 正社員登用制度を初めて規定化し、就業規則を改訂
- 勤務時間を延長し、月給制・賞与制度を導入
- 書類整備(労働条件通知書、出勤簿、台帳類)を適正に実施
- 社内で「正社員転換制度」の説明を実施し、他職員にも制度周知
■社労士の支援内容
- キャリアアップ計画書の作成・提出
- 就業規則の改訂(制度の新設)
- 転換対象者の選定と適切な処遇設計
- 転換後6か月間のフォローと支給申請手続き
- 制度新設加算(+20万円)の加算適用を含む助成金活用アドバイス
結果
正社員転換1名により助成金100万円(基本80万円+制度新設加算20万円)を受給
ベテラン職員のモチベーションと安定感が増し、院内の接遇品質も向上
他のパート職員からも「自分も将来的に正社員を目指したい」と前向きな声
小規模クリニックでも、制度整備と助成金活用が両立できることを実証
お客様のメッセージ
「クリニックは人が資産だと改めて実感しました。長く頑張ってくれたスタッフに“制度として応える”ことができて本当によかったです。社労士の方に全部段取りしてもらえたので、スムーズに助成金までたどり着けました。今後は制度を活かして、さらに働きやすい職場を目指したいです。」