ご依頼の経緯
熟練技能者の多くが60歳を超えており、今後の人材育成と技能継承のためにも高齢社員の雇用延長を検討していました。しかし人件費の増加や制度設計への不安から、社労士に相談。高年齢者雇用の支援制度がないか調べていたところ、65歳超雇用推進助成金の存在を知り、ご相談いただきました。
担当社労士のコメント
最初に社内の就業規則と定年制度を確認し、66歳への定年引上げ案を提示しました。加えて、助成金受給には「高年齢者雇用等推進者の選任」や「就業規則の改訂」が必要なため、制度設計のサポートと従業員への周知・説明も行いました。結果として助成対象要件を満たし、支給上限85万円の受給に成功しました。
結果
66歳への定年引上げを実施し、60代後半の熟練社員の継続雇用を実現しました。制度改正により社内に高齢者雇用の意識が浸透し、技能継承や若手育成にも好影響を与えています。また、助成金の活用により最大85万円を受給し、制度整備に伴うコスト負担も大幅に軽減されました。従業員満足度の向上と人材確保につながる効果的な取り組みとなりました。
お客様のメッセージ
制度を整えることで、今後の採用計画にも自信が持てました。65歳以降も意欲的に働いてくれる社員が増えたことで、社内の雰囲気もポジティブに変わりつつあります。助成金のおかげで負担も軽減され、本当に助かりました。
(モデルケース)