ご依頼の経緯
東京都中央区で歯科医院を運営するY先生。スタッフはパート含めて4名と少数体制で運営しており、人材の採用・定着、人件費の高騰に悩んでおられました。弊所の助成金に関するDMをきっかけにご相談いただきました。
どの歯科医院も採用難が続くなか、給与等の待遇で差別化するのは難しく、限られた予算内でいかに働きやすい環境を整え、既存スタッフのスキルを活かせるかが課題でした。さらに、近隣に同業の医院が増えてきたこともあり、患者様の利便性を高めるために予約の利便性を高めたいとの要望も。Y先生は、業務負担軽減と生産性向上を両立する方法として助成金の活用を検討されました。
担当社労士のコメント
人材不足に悩むクリニックが安定した診療体制を維持するためには、人的リソースに頼りきらず、省力化・IT化による効率化が鍵となります。今回は業務改善助成金を活用し、予約管理を自動化できるシステムを導入することで、受付業務の負担を軽減。また、スタッフのモチベーション向上を目的にパート職員の時給も30円アップさせました。
業務改善助成金の申請は3回にわたるプロセスが必要で、最初の申請では審査に時間がかかり、設備導入が遅れるという課題もありました。しかし、必要書類の整理や進行スケジュールを事前に徹底することで、無事に助成金を受給することができました。
結果
業務改善助成金を活用し、
・予約システム導入で受付業務を効率化
・パート職員の時給を30円引き上げ
・機器購入費の3/4相当を助成金で受給
これにより診療に集中できる環境が整い、人件費の適正化と職場改善を同時に実現しました。
お客様のメッセージ
当院では受付のパートスタッフが1人しかおらず、彼女が不在の日には私自身が診察中でも電話対応をしなければならないなど、非常に大変でした。予約システム導入により電話応対の負担が減り、診療に専念できる環境が整ったことに本当に満足しています。限られた予算でも工夫次第で業務改善はできるという自信がつきました。
(モデルケース)